マダガスカルへの挑戦その5
朝になりました。
マダガスカル北部の街、カカオ産地である「アンバンジャ」への陸路の旅、2日目のスタートです。
なんとしても本日中にアンバンジャに到着しなければ…明日からの予定はぎゅうぎゅうに詰まっています。
「ぎゅうぎゅう」といえば、このマダガスカルでは、背中(首?)に大きなコブのある「セブ牛」が多く見られます。
なんでもマダガスカルでは、「この牛を何頭飼っているか」に大きな価値があり、牛をたくさん飼っている人ほど、人々からの信頼を得ています。
つまらない駄洒落を言ってる間があれば、とにかく先を急がなくては今日中に目的地に着かないっ!
緑の少ない、同じような風景が延々と続く寂しい土地を進んでいきます。
気がつくと、遠くに「煙」が上がっているのが見えます。
煙の立つポイントに徐々に近づくと、どうやら野焼き…のようです。…が、ちょっと様子がおかしいようにも感じます。
あとで、現地の方にお聞きしたところ、これは、マダガスカル政府に対する不満が溜まりに溜まった一部の国民による反抗行為(焼かれているものすべてが反対行為ではなく、一部野焼きのエリアもある)だそうです。
しかし、ただでさえ緑の少ない北部エリアの木々をこんな風に燃やしてしまえば、さらに荒れた土地が広がる一方…
実際に、現地の方からは
「こんな形での政府への反発行為には未来に悪影響しか残さない」と、こういった行為に対する反対意見もどんどん増えてきているようです。
途中の街にも、ついつい寄り道してしまいますね…急がないといけないのに
…事故です。
こんな風景が定期的にあったりします…
マダガスカルでは整備不良の車がとても多いので、こういった事故は絶えないようですね。
日も暮れ外も真っ暗になった頃、ようやく目的地に到着しました。
ああ、つかれた〜
明日ようやく、カカオ農家さんに会えます。
つづく